【ポーの一族】あらすじに最後の結末やドラマとの違い
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ポーの一族の新たなドラマ化が決定!原作のあらすじや最後の結末,そして今回のドラマとの違いに迫ります.
結末など,
一部ネタバレをしている箇所があります.
目次もご利用の上,
目的の箇所をご覧ください!
「ポーの一族」の概要とあらすじ
原作である「ポーの一族」に関して,
最低限の内容をまとめておきます.
ドラマをご覧になる前に確認しておくと,
より世界観に入り込みやすくなるかと思います.
概要
簡潔には下記の通りです.
『ポーの一族』(ポーのいちぞく) は、萩尾望都による日本の漫画作品。『ポーの一族』シリーズは漫画雑誌『別冊少女コミック』1972年3月号から1976年6月号に断続的に連載され、その中核となる単独作品「ポーの一族」は1972年9月号から12月号に連載された。
元々は短編から始まった作品ですが,
みるみる内に構想が広がっていった様子.
シリーズものですね.
タイトルの異なる物語の集合体です.
作品が発表された当時としては異色の作品であり,
少女漫画の読者層を広げたとして大変に評価されています.
あらすじ
まず簡単なあらすじは下記の通りです.
西洋に伝わる吸血鬼(バンパネラ[10])伝説を題材にした、少年の姿のまま永遠の時を生きる運命を背負わされた吸血鬼エドガーの物語。成長の代償に失うもの、大人になれない少年の姿が描写されている。200年以上の時間が交錯する構成で、舞台は18世紀の貴族の館から20世紀のギムナジウムまでさまざまである。
永遠の時を生きる運命.
中には憧れる方もいらっしゃるでしょうが,
ある程度まで生きたらポックリ逝きたいと願う方も多いですよね.
特に少年の姿のままということで,
時間が経つにつれて生まれる葛藤は計り知れません.
そして,
詳しいあらすじはこちらからです.
1744年、森の奥に捨てられた幼いエドガーとメリーベルは、老ハンナ・ポーに拾われて育てられるが、老ハンナとポー家の一族の人々は吸血鬼「バンパネラ」であった。11歳のときに一族の秘密を知ってしまったエドガーは、成人すれば一族に加わることを約束させられ、その代わりにメリーベルを巻き添えにしないよう彼女を遠くの町に養女に出させる。
秘密を知ってしまったばっかりに.
吸血鬼の世界観を取り入れた話は少年漫画で少し読んだことがあるのですが,
かなり独特ですよね.
得体のしれない恐怖感があります.
1754年、エドガーが14歳のとき、正体を村人に見破られた老ハンナは胸に杭を打たれて消滅してしまう。彼女の連れ合いで一族の最も濃い血をもつ大老(キング)ポーは、いやがるエドガーを無理やり一族に加えてしまう。
意に反して一族となってしまったエドガー.
さらに物語は動きます.
3年後、13歳になったメリーベルはバンパネラのエドガーと再会し、自ら一族に加わることを望む。それから2人は一族のポーツネル男爵とその妻シーラを養父母として100年以上の時を過ごすが、1879年、4人の正体を知った医師によりメリーベルとシーラが消滅させられ、ポーツネル男爵もその後を追って消滅してしまう。
兄妹の絆.
やはり吸血鬼として生きていくのは簡単ではないようです.
数百年も共にいた人が消滅していく瞬間は耐えがたいでしょうね.
【ネタバレ注意】ポーの一族の結末とは
物語の最後は次のような形で進んでいます.
最愛の妹を失ったエドガーは絶望と悲しみに沈む中、新たにアラン・トワイライトを一族に加え、以後2人で100年近くの時を過ごすことになる。しかし1976年、2人にも永遠の別れの時が訪れる。
ポイントは「2人に訪れた永遠の別れ」ですね.
気になる方が多いのは,この質問でしょう.
萩尾望都さんの名作「ポーの一族」のエドガーは、アランが消えた後、自分も消えてしまったんですか?
それとも、どこかにまだいるのでしょうか?
この質問に対しては様々な回答が得られるでしょう.
人それぞれ解釈は異なるものです.
一例として下記を挙げておきます.
その質問に答えられる人は誰もいません。
なぜなら、その問いこそが、あのシリーズの結末だからです。答えのない問い。です。
その余韻を味わってくださいね。あの霧のシーンの。
エドガーは1人に再びなり,
永遠の命を生き続けることになってしまうわけでしょう.
物語が始まり
エドガーが吸血鬼になる頃から少しずつ感じてきた得体のしれない恐怖感.
それが最後の最後で再び現れてくるのです.
重深いです.
切なさというか絶望感というか.
とても耐えられそうにありません.
ポーの一族原案のスペシャルドラマが放映決定
話題を集めているのがこちら!
萩尾望都「ポーの一族」を原案にしたテレビドラマ「ストレンジャー ~バケモノが事件を暴く~」が、3月27日21時からテレビ朝日系にて放送される。
ファンには嬉しいですね.
「ポーの一族」原案のドラマです.
主演は香取慎吾
主演は香取慎吾ということで,
安心してみることができるのはないでしょうか.
主演は香取慎吾、監督は「踊る大捜査線」シリーズなどで知られる本広克行が務める。
物語の進行や配役に関しては賛否両論あるでしょうが,
今回のドラマはあくまでもドラマ.
原作とは大幅に異なったストーリーで話が進んでいきます.
漫画とドラマの違い
では実際にどこが異なっているのか.
今回のスペシャルドラマのあらすじは下記の通りです.
「ストレンジャー ~バケモノが事件を暴く~」で香取が演じるのは、不老不死の肉体を持ち、時代をさまよい続けるバンパネラの三杉晃。大正時代に医師として生きてきたが最愛の妻と息子を失い、睡眠薬を飲んで自殺を図ろうとしたところをひとりの少女に助けられて、不老不死になったという役どころだ。
原作漫画との違いはと言えば.
もうほとんどでしょうか.
なんとなくの設定は似ているのですが.
タイトルに関してはかなり批判の声が挙がっていますね.
ポーの一族の名を使うからには,「バケモノ」といった単語はふさわしくないと思ってしまいました.
テレビドラマ「ストレンジャー ~バケモノが事件を暴く~」では、「ポーの一族」を原案にしたサスペンスが展開される。
あくまでも原案ということで,
漫画とはまた異なった味わいのあるサスペンスに仕上がっているとのことです.
異なるとはいえ関連性はあるので,
記事を書いていてどんどん気になり度合いが高まってきました.
原作を読むのには少し骨が折れそうですが,
重厚な物語なのでどうせ読むならしっかりと味わいたいですね.
まとめ
◆ポーの一族は切ない.