大阪大学がスーパー日本人育成でハピネス社会へ やばい宗教との声も
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大阪大学の「スーパー日本人プロジェクト」が物議を醸しています.ハピネス社会とは.やばい宗教なのかと疑問の声も.
大阪大学がスーパー日本人育成によりハピネス社会を実現させると話題沸騰
どうにも聴き慣れない言葉がずらりと並んでいます.
大阪大学が,文部科学省のプログラムの一環として取り組んでいるものなのですが.
大阪大学も国立の大学ですし,
国を挙げた一大プロジェクトである,ということです.
一体何の話なの
ざっくりしたところはこの図の通りですね.
これが「ハピネス社会」か… https://t.co/0vYWP85MKP 「脳マネジメント」とか「脳内ネットワーク」とか怪しい響きがすごいわけだが。 pic.twitter.com/kFkZ8Id1ao
— 山口智美 (@yamtom) 2016年3月1日
文章での表現はこちら.
常に意欲的に潜在力(個人が持つ最大の能力)を発揮できる“スーパー日本人”を目指して、一人一人が活き活きと最高に輝く社会“ハピネス社会”の実現が必要
出典:概要|大阪大学COI拠点
医学や脳科学,理学,そして工学を連携させることにより,
脳マネジメントを日常的に活かしていこうとする試みのようです.
公式ページには,
がっつりとイメージビデオも用意されています.
少しだけ覗いてみてください.
大臣官房審議官なども拠点を視察されており,
活動としては正式に進められつつある様子.
現時点で出されている情報をよくよくみてみると,
言っている意味は分かります.
技術としても,
人間の身体の状態を検知することや脳のメカニズムを解明し
それを実生活に活かしていくというのは非常に有用です.
何が問題かと言うと,
説明に用いる言葉の選択
これに尽きますね.
インパクトのあるものに人は注意を向けてしまうので.
第一印象が悪ければまともに中身をみてもらえません.
学者が論文を書くとき,もしくは人前で発表をするときには,
嫌というほど言葉の定義や論理の流れを明確にすることを
求められるはずなのですが...
世間の声:炎上中でやばい宗教との声も
特にネットでは散々な言われようです.
ちなみに、幸福の科学の英語名は「ハッピーサイエンス」、統一教会のフロント企業は「ハッピーワールド」です。
— ホワナイ@みんなの反面教師 (@whiteknightxxx) 2016年3月2日
となると、大阪大学のベンチャーが「ハピネスブレーン」とか名付けたら、宗教化かな。
まあネーミングですね.
単語が浮いてしまっていて.
スーパー日本人,この図でまたやられた.これ絶対ウケ狙いでしょ.大阪ギャグでしょ. pic.twitter.com/Kd6RAzv1TV
— TM (@tmaehara) 2016年3月1日
この図は面白いですね(笑)
ネタでしかないです.
「スーパー日本人」というキーワードに関してはかなり疑問を抱いている様子.
所感
これが私的なプロジェクトであれば,
何の問題もなかったでしょうね.
大阪大学という国立大学が推進している.
それも,文部科学省が認可している.
つまり税金が大量に投入されているという点が炎上の一因です.
これほど大規模なプロジェクトであれば,
国民が納得できるように説明をする必要はあるでしょうからね.
提案している内容自体は,
普段人々が空想したり,あったら便利だと思うようなことの延長線上にあるので,
特に的外れであるという印象はありません.
ひとまとめには出来ませんが,
車の自動運転化と似たようなものです.
大量に本を読むために速読のやり方を学ぶこととも似ています.
拡張現実感の技術によりテーマパークが発展していることとも似ています.
なにせ生活をより豊かにしようとしているだけなので.
ただ,
繰り返しになりますが,
言葉の選択を間違えた感は否めないですね.
そこだけが残念です.
プロジェクトとしてはぜひ成功してほしいものです.
まとめ
◆大阪大学のスーパー日本人プロジェクトは,内容は面白そうだが名前で損をしている感が否めない.
◆やばい宗教ではない.