【えてぃまる】夢みる若者が社会をまるっと知るブログ

社会の気になる物事を幅広く取り上げ,知見をためていくためのブログです.

わたしを離さないで感想 猶予に陽光とマダムの秘密!校長の娘か

 

 

【スポンサーリンク】

 

ドラマ「わたしを離さないで」の感想と予測です.「猶予」や「陽光」という学校の持つ特異性,そしてマダムの秘密が少しずつみえてきました.

 

 

*筆者は原作本や映画などは一切みていません.ドラマを毎週楽しみにしている一読者としての視点から記事を書いています.

 

猶予を得ることは出来るのか

第8話では,遂に美和が絶命してしまいました.

 

最後のさいごに3人で陽光を訪れ,過去に自分のしたことを心の底から悔やみ,

今自分が恭子とトモの2人に出来ることをやってのけていましたね.

 

恭子が喜ぶ顔をみて微笑む美和は,

とても優しい顔をしていました.

 

これまでは

THE・いやな女

のラベルを欲しいがままにしていた美和.

 

その実は,

恭子に対する羨望を解消しきれないがゆえの,

人間くささ全開の女の子だったというわけですね.

 

龍子先生の住所を調べ,

トモに渡すような健気さもあります.

 

どれほどの想いでトモが絵の練習をしていたのか,

よく分かるからこそ何か出来ることをやって後押ししたかったのでしょう.

 

しかし気になるのが,

果たして「猶予」の噂は本当なのか,という点です.

この点に関して少し考えてみました.

 

予想

結論から言うと,

できない

と考えています.

 

その理由ですが,

第8話まできて,だいぶみえてきたものがあるためです.

 

第一に,

陽光が潰れていたことが挙げられます.

 

恭子やトモ,美和たちの立場は非常に特殊であり,

一般的な「ホーム」と呼ばれる施設で育っている人が大半の様子.

 

その施設にいる子どもたちには,まるで生気がありませんでしたね.

それこそが当たり前の状態なのです.

 

もちろん,恭子のいたコテージなどでは,陽光出身ではなくとも,

感情を表にあらわす人間らしいひとたちばかりでした.

 

なので,

恭子たちが子供の頃より悪化している可能性が高いですね.

 

陽光が潰れる前には,

そうした「猶予」という制度を設けようとする画策があったのかもしれませんが,

現状ではあまり考えられない気がしました.

 

また,気になるのがトモのセリフです.

 

トモが,

「夢は叶わなくても,夢をみること自体に意味がある」

というニュアンスの言葉を言っていましたよね.

 

この言葉は既に何度も繰り返されています.

 

このドラマは,

終始絶望感の漂う話だということです.

 

もちろん,

その中にも光があるので観ていられるのですが.

陽光の秘密とマダムの正体

これはドラマ開始直後から話題になっていますね.

 

以前は全くその実態が分からなかったのですが,

少しずつみえてきたものがあります.

 

まず陽光ですが,

私設の社会実験の場

とは考えられないでしょうか.

 

提供者が生まれてから育つ一般的な「ホーム」という施設以外に,

陽光のように人間らしい感情や能力を育む場を試しに設置してみた,ということです.

 

一般的には必要ないと言われていそうですが,

校長=恵美子先生はその考えを崩すことなく,

提供者たちを人間らしい生活から守ろうと必死に考え画策されていたのではないでしょうか.

 

そして,陽光にたびたび訪れるマダム.

大胆な考えが頭をよぎりました.

 

マダム=校長(恵美子先生)の娘

 

という発想です.

 

マダムは,第8話で校長=恵美子先生がみていた写真の赤ちゃんであるとは考えられないでしょうか.

 

自らが母親として子を育てていたからこそ,

提供者がいかにして人生を全うするのかを真剣に考えていたのでは.

 

そして陽光が潰れて以降は,

その2人の関係性にも変化が訪れたため,写真を燃やしていたのではないかと思うのです.

 

もしかしたら,

マダムは芸術の才能により提供を免除された,

提供者の中で唯一無二の存在なのかもしれません.

 

もしくは,

校長=恵美子先生の娘が亡くなる前にクローンとして誕生させたのが,

マダムなのかも.

 

まとめ

あと2話くらいでしょうか.

いよいよ第9話では,校長=恵美子先生の元へ,

恭子が猶予を申し出る予感がしています.

 

話がどう動いていくのか,見逃せませんね.

 

この記事では,

「猶予」は与えられないのではないかとする予想と,

陽光の秘密にマダムの立場を予想してみました.

 

【関連記事】

より具体的にどのような真実が隠されているのかについては,

次の記事を参照ください.

 

wadamaru.hatenablog.com