【東京五輪エンブレム】島峰藍さん作の『桜』が人気!最終候補はどれだ
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東京オリンピックのエンブレムが遂に最終決定しますが,島峰藍さん作の招致エンブレム『桜』の人気は留まりません.最終候補と一緒にみてみましょう.
東京五輪エンブレムの人気作品
東京オリンピックのエンブレムとして,
他のどの候補よりも人気が高かったものがこちら!
島峰藍さん作『桜』
それはもう見事なものです.
タイトルの通り,
『桜』をモチーフにした色鮮やかなエンブレム.
これじゃダメなんですか?
① 日本の象徴「桜の花」
② 「リース」の形に込めた、日本への想い。
【東京芸大学生 島峰藍さん】東京オリンピック2020 の招致ロゴに込めた想い http://t.co/KlsMsPzIV6#NHK pic.twitter.com/EbJrbMI1Cr— ILOVEJAPAN✿(。◕‿◕。)ノ (@nethaijin) 2015年9月2日
これは,
2011年の11月に発表されました.
作者は,当時東京芸大生だった,島峰藍さん.
意味としては,次の通り.
リースをかたどったデザインについて島峰さんは、「リースには“再び戻る”という意味がある。五輪で日本に活気を戻したい」と述べ、震災からの復興と1964年以来2度目のオリンピック開催への思いを込めてデザインしたと語っていた。
出典:http://www.huffingtonpost.jp/2015/09/02/emblem-sakura_n_8079952.html
これはもう.
東京五輪にぴったりとしか言いようがないデザインですね.
佐野氏の騒動以来,
一時期は公式サイトでもこちらが用いられていました.
久々にみましたが相変わらず綺麗です.
ただし,
現在投票が行われようとしていることからも明らかですが,
こちらのエンブレムは本大会で用いることはできません.
理由は次の通り.
国際オリンピック委員会(IOC)の指針で「大会エンブレムは招致ロゴに取って代わるもので、発表まで機密事項として管理すること」などと定められていることが理由。組織委は「これらの要件を満たすため、招致ロゴを継続して使用することはできない」と説明した。
出典:http://www.huffingtonpost.jp/2015/09/02/emblem-sakura_n_8079952.html
なるほど?
大会エンブレムはあくまでも招致ロゴとは異なるものにしろ,
という方針があるのですね.
この大会エンブレムは多額の運営資金を得るためにも
重要なようです.
例えば,
1社あたり150億円もの契約費を払えば,
エンブレムを独占で使用できるほどだとか.
ですが,
この『桜』のロゴは既に無償で配布されているので,
これから有償でライセンス展開をしていくのは難しいと.
つまり,
ビジネスに結び付けられない状態に
現在なってしまっているということですね.
なので,
新しいロゴを生み出し,
そちらは有償でライセンス展開をしていく必要があるのだと.
お金が絡むと
ややこしいですね.
芸術性やそのものの良さよりも優先すべきものがあるようです.
最終候補
4作品が出そろっていますね.
画像と解説文は全て,下記からの引用です.
最終候補作品に関する意見募集|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
A.組市松紋(くみいちまつもん)
どうでしょう.
パッと見で言えば,
『けっこうカタいな』
という印象をもちました.
パラリンピックの方のデザインは,
どういう意味があるのでしょう.
上が繋がっていないのはなぜなのでしょうか.
歴史的に世界中で愛され、日本では江戸時代に「市松模様(いちまつもよう)」として広まったチェッカーデザインを、日本の伝統色である藍色で、粋な日本らしさを描いた。
形の異なる3種類の四角形を組み合わせ、国や文化・思想などの違いを示す。違いはあってもそれらを超えてつながり合うデザインに、「多様性と調和」のメッセージを込め、オリンピック・パラリンピックが多様性を認め合い、つながる世界を目指す場であることを表した。
世界的に有名なデザインなんですね.
それを日本風にアレンジした,と.
色にもこだわりが強いようですね.
なるほど.
B.つなぐ輪,広がる和(つなぐわ,ひろがるわ)
なんだかとても
疾走感のあるデザインですね!
オリンピックのスポーツの祭典である側面からは,
非常に燃え滾る熱い思いが表現されているかのようです.
選手の躍動と観客の喜びがつながってひとつの"輪"となり、世界に広がってゆく平和や調和の"和"を表現した。
肉体と精神のたくましさ、躍動感・スピード感を込めたデザインにより、「自己ベスト」を目指すアスリートの素晴らしい活躍が世界に与える感動を表す。 さらには、2020年に日本がお迎えする世界の人々への敬意とおもてなしの心を伝える。
こちらでも『輪』の意味合いが強いようですね.
この躍動感,スピード感のようなものは,
確かに伝わってきました.
C.超える人(こえるひと)
人と花??
と思ってしまいましたがどうなのでしょう.
オリンピックとパラリンピックとで
少しだけアシンメトリーながら統一感のある,
良い感じですね.
俵屋宗達(たわらやそうたつ)の風神雷神図(ふうじんらいじんず)や浅草雷門(風神雷神門)など、古くから日本人に愛されてきた風神・雷神をモチーフに、ゴールテープを切る一瞬の躍動感や、「自己ベスト」を目指し、超えようとする選手たちの姿勢を描いたデザイン。雷神の太鼓を花火に、風神の風袋を虹にたとえ、平和、多様性、調和への思いを込めた。
アスリートの強靭な心身による平和への継続的な貢献をエンブレムに託し、未来へつなげる。
風神雷神図!
言われてみれば確かにそうですね.
大会で活躍する人の躍動感もそうですし,
風神雷神のもつ重厚感も現れている気がします.
面白いですね.
モチーフがとてもユニークです.
D.晴れやかな顔,花咲く(はれやかなかお,はなさく)
これは完全に朝顔ですね!
朝顔の内側にある太陽のような模様は,
日本の日の丸を暗に示しているような.
ちょっと謎ですが
これもパラリンピックとの差異が気になります.
「自己ベスト」を尽くすアスリートと、彼らをたたえる人々の晴れやかな表情。その感情の動きを、空に向いて開花する朝顔(英語名:morning glory)に重ねた。朝顔の種が芽を出し、蔓を伸ばして花を開き、再び実を結ぶ成長の過程が、大会への期待感や次世代への継承を示している。
江戸時代に流行し、子どもから大人まで広く親しまれてきたこの花が、2020年への気持ちを高め、世界から訪れる観客を日本中でお迎えする。
朝顔の開花する様子をモチーフにしているんですね.
花の成長過程は,確かにオリンピックのもたらす精神的な何かにしっくりくるものがあります.
昔から,
子どもか大人まで親しまれてきた花であるのも間違いありません.
一目でなんとなく分かりますからね.
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いかがでしたでしょうか.
まあ無難なデザインだとも言われているようですが,
シンプルでなかなか良いのでは.
筆者としては,
なんとなく面白くみえるBのデザインを推します.
躍動感のある感じ,けっこう好きです.
国民からの意見募集も実施
こちらも可能な限り参加しておきましょう.
東京五輪に参加したという,気持ちの上での証にもなりますからね.
キンコン西野が『負けエンブレム展』を実施
非常に面白い試み!
経緯も発表も一見の価値ありです.
まとめ
◆東京五輪エンブレムは,島峰藍さん作の招致エンブレム『桜』が大人気!
◆最終候補は無難だがどことなくユニーク.